「防災!って言われても何から手を付けて良いかわからない!」
こんなふうに災害に備えたいとは思うものの、何をしていいかわからず結局できていない・・そんな人はいませんか?
日本は地震・台風、近年では大雨による土砂崩れや水害などが増えていますね。自治体や国の援助はあるけれど、実際災害が起こった直後は自分で身を守らなくてはいけません。自分の命・子どもの命を守るためできる準備はしておきましょう。
まずは防災についての基本的な考え方を理解してしまいましょう。
防災グッズを揃えるっていわれても・・
何を買えばいいの?
どれくらい?
子どもの分はどうしたらいいの?
何からしたらいいの?
まずは落ち着いて!
色々買う前に考え方・選び方をチェック。
本記事の内容
- 防災グッズを準備するときの考え方は0,1,2次に分けて考える事
- 0次は防災ポーチ、1次は防災リュック、2次は備蓄
- 防止グッズを準備する前にまず自分の状況を考えよう
- 実際に準備するものを紹介
- 防災グッズってそもそも何?という人
- 防災グッズをこれから買おうと思うけれど、どうしていいかわからない人
- 防災グッズは数点持っているけれど、どう分類していいかわからない人
この記事を読めば防災グッズの基礎的な考え方がわかるようになりますよ!
防災グッズを準備するときの考え方
- 地震を想定して防災グッズを揃える。
- 0・1・2次という段階に分けて防災グッズを揃える。
①地震を想定して準備しましょう。
どうして?
災害は他にもあるよ?
地震が最も予測できない災害だからです。
台風・大雨などは天気予報である程度予測ができます。しかし、地震は予測ができません。突然起こった地震に対して備えておけば、他の災害にも応用ができるのです。
②0次・1次・2次の3段階に分けて考える。
3段階にわけて防災グッズを準備しましょう。
- 0次=防災ポーチ、いつも持ち歩くもの
- 1次=防災リュック、避難所にもっていくもの
- 2次=備蓄、家で避難する際に必要なもの
0次防災グッズとは防災ポーチのこと
0次防災グッズとは防災ポーチのことです。
普段から持ち歩きます。
災害が発生した時、安全な所にたどり着くまで必要なものです。
目的は「命を守る最低限のもの」。
1次防災グッズとは非常持ち出し用袋、防災リュックのこと
非常持ち出し用袋や防災リュックと言われています。
家から避難所に移動し、避難所で過ごすために必要なものです。
普段から1つのリュックにまとめ、置いておきます。
目的は「命を守り1~3日生き抜くもの」。
まずは1次防災グッズから揃えよう
日常ではあまり使わないものが多いので1次防災グッズから揃えましょう。
災害が起こって3日は人命救助が優先されます。避難所への救援はその後。
命の安全を確保、避難所で過ごすためのものですので、過不足なく準備したいところです。
2次防災グッズとは備蓄グッズのこと
2次避難防災グッズとはライフラインが整うまで時間がかかるときに必要なものです。
安全確保されているなら家で避難生活ができます。ライフラインが整うまでの3日~1週間程度、生活します。
家での備蓄にはローリングストックが向いています。普段使うものを少し多めに買っておいて備蓄しておくという考え方です。古いものから使っていけば、賞味期限の心配もありません。
防災グッズを選ぶ前に考える事
よし!早速防災リュックを買おう♪
・・あれ?色々あってわからない!
選ぶ前に考えよう!
防災リュックを作る前に自分に必要なものがなにか考えましょう。
- 家族構成
- 住んでいる場所
何人家族?子どもは?
4人家族だから4人用の防災リュックを買えばいいのでは?
ちょっと待って!それ、だれが持つの?
4人用の防災リュックはかなり重くなります。1人で背負えるのは2人分の防災リュック程度。
小学生になると少しは持てますが、それまでは親が持つことになります。
乳幼児がいる場合
お出かけの時のマザーズバッグが子ども用の避難バッグになります。
防災リュックとマザーズバッグを作って置いておくことをおすすめします。
マンション?1戸建て?
自宅で1週間生活することになった場合、高層マンションは下へ降りるのも一苦労。電気が無いのでエレベーターが動きません。
13階に住んでいた時、子供を抱えて昇降はあきらめました。
住んでいる場所がどんな災害に弱いのか、知っておく必要があります。ハザードマップで浸水の可能性などを確認できます。
0~2次防災グッズを具体的に紹介
それでは具体的に何が必要か紹介します。
0次防災グッズ = 防災ポーチ
通勤バッグ・子供バッグに普段から入れておけるものです。
食べ物・飲み物
- 飲料水 500ml
- お菓子(飴・チョコレート)
貴重品
- スマホ/充電ケーブル/モバイルバッテリー
- 身分証明書
- 現金
衛生用品
- 常備薬
- マスク/眼鏡/コンタクトレンズ
- ティッシュ/ハンカチ(大きめ)
- ビニル袋(大小)
- 生理用品
- 救急セット
人それぞれ必要なものが異なるので常に必要なものを考えて!
ハンカチは怪我をしたときに使えるよう大きめがおすすめです。
乳幼児がいる場合
マザーズバッグが避難グッズそのものです。
- おむつ/着替え1日分
- ミルク/離乳食
- 授乳ケープ
- 子どもの保険証・母子手帳
注意点としては完母の人もミルクを持っていた方が安心、というところ。
リストのダウンロードはこちらから。防災ポーチの具体的なことが書いています。
1次の防災グッズ = 防災リュック,非常持ち出し袋
一つのリュックにいれて避難の時にすぐに取れるよう準備しておきます。
個人によって必要なものは異なるので、以下の例を参考に自分用を作ってみてください。
食べ物・飲み物
- 飲料水 大人1人1日あたり2~3L
- 非常食 避難所で過ごす日数分
- 甘いもの
- ウォータータンク
非常食は調理の必要ないもので、水を入れるだけで食べられるものです。
甘いものは精神的にも良く、小さい飴やラムネがおすすめです。
装備
- ヘルメット
- 手袋(軍手より革が良い)
- ホイッスル
- 懐中電灯(できればヘッドライト)
- レインコート
- ナイフ/ロープ
避難所で生活するグッズ
- 携帯ラジオ・ライト
- 簡易トイレ
- トイレットペーパー・ティッシュ
- ウェットティッシュ
- タオル(大・小)
- 紙皿
- 寝具(エアマット・シート・アルミカバー)
ライトは懐中電灯以外に生活する用と別に必要です。
衛生用品
- 着替え(下着だけでも)
- 常備薬7日分
- 眼鏡/コンタクト
- 救急セット
- マスク
- 歯ブラシセット
- 生理用品
歯ブラシは防災ポーチでも良いと思います。
常備薬があるひとは必ず入れて、お薬手帳のコピーを入れておいても良いかもしれませんね。
あると便利なもの
- ガムテープ
- 油性マジック
- ラップ
- ライター
- ポリ袋(大きめ)
ガムテープと油性マジックはメモなどに使えます。ラップはお皿につけて使うと、水の節約に。
ポリ袋は物を入れるのはもちろん、着ても防寒・防水になるので一セット入れておきましょう。
乳幼児がいる場合
大きめのマザーズバッグを作るつもりで1つ鞄を準備しましょう。
赤ちゃんグッズ
- おむつ(3日分)
- ミルク/離乳食/おやつ
- 着替え
- おもちゃ
- 授乳ケープ
- 母乳パッド
防災リュックの中身をさらに具体的に書いている記事も参考にしてみてください。
簡単に準備したい人に
基本の飲食・装備・生活用品・衛生用品はほぼすべての人に共通です。その共通部分をほぼ網羅しているものがLA PITAの「SHELTER」という商品です。
私は「SHELTER」に自分に必要なものを追加して自分専用の防災リュックを作っています。忙しいママは一つずつ揃える時間はない!「SHELTER」で一気に揃えられますよ。
ただし、買うだけで満足!にならないように。
2次の防災グッズ
2次の防災グッズはローリングストック法が良いと言われています。
7日間の備蓄をしておき、そこから普段の生活に使用して使用したら買い足す、という方法ですね。
では、具体的なものを考えていきましょう。
食べ物・飲み物
- 水 1人あたり2~3L/日×7日
- 調理することを考えた備蓄食
- お菓子
- water タンク
すごい量になりそう・・
そんなに難しく考えなくて大丈夫!
普段使っているストック食材(ラーメン・パスタ)を少し多めに買って無くならないようにしておくと良いです。お菓子も常に1・2袋ストックしておくとよいでしょう。
電気が使えなくなっても冷蔵庫の中のものは次の日までなら使えます。
冷蔵庫も立派なストックです。
生活用品
1週間分と考えてください。
- 簡易トイレ
- トイレットペーパー(ティッシュ)/ウェットティッシュ
- ドライシャンプー
- タオル
- ポリ袋
- ラップ
- アルミホイル
- カセットコンロ/ボンベ
- 寝具
簡易トイレは現実的には何個も買うのは値段も場所も取ります。ペットシーツや新聞紙で代用ができるので、それをストックするのが良いと思います。
トイレットペーパーは汎用性が高く、12ロール常にストックできているといいですね。
衛生用品
- 常備薬
- 生理用品
- コンタクトレンズ/眼鏡
- 救急セット
人によって必要なものが変わるのでしっかり考えましょう。
あると便利なもの
- レジャーシート
- ライター
- 工具
- 新聞紙
- スリッパ
- ろうそく
ろうそくは小さい子供がいる場合は気を付けて扱いましょう。キッチンで使う、などの工夫を。
乳幼児がいる場合
- おむつ
- ミルク/離乳食
- 着替え
- おもちゃ
家にどれくらいの量を備蓄しているかリストダウンロードなども参考にしてみてください。
まとめ
この記事のグッズリストは人と防災未来センターの情報を元に作成しました。
- 防災グッズを準備するときの考え方は0,1,2次に分けて考える事
- 0次は防災ポーチ、1次は防災リュック、2次は備蓄
- 防止グッズを準備する前にまず自分の状況を考えよう
- 実際に準備するものを紹介
子供がいると揃えるだけで大変ですが、子供を守るために準備しておきたいですね。
コメント
コメント一覧 (4件)
[…] 0次・1次・2次防災グッズって何?という基本情報はまずはこちらの記事を読んでください。 […]
[…] 防災グッズは0・1・2次と分けて考えます。この考え方についてはこちら…を読んでください。 […]
[…] この3つに分けて物を揃えていきます。防災グッズの考え方・選び方の記事を読んでください。 […]
[…] […]